SOU庫

アクセスカウンタ

zoom RSS 往復機

<<   作成日時 : 2010/02/28 21:21  

トラックバック 0 / コメント 0

往復機開発記録
「うむ。どうせギャグなので、適当で」

開発チームが全員イスからずり落ちた瞬間 22200102

画像

<往復機、大気圏離脱&外装パージ後の航行形態>



【開発背景】


FEGはT16の主戦場を宇宙とにらんでいた。当然、次期アイドレス取得計画もそれに沿ったものとなる。
ところが、帝國と違って共和国では宇宙開発は立ち遅れており、特に宇宙へ大規模な戦力を送る手段および現地拠点においては雲泥の差があるのが実情であった。

この問題を解決するため、共和国大統領府はFEGの投擲技術を利用して宇宙へ戦力を投擲する方法を採択。それに伴って戦力の往復運搬・戦場までの輸送を可能とする往復機の開発が決定。
FEG宇宙開発チームが発足することとなる。



【開発風景】


「よろこんで」

そういって、往復機の開発担当チームに配属されたのは最近FEGの摂政に就任したSOUである。
もとは帝國初心の民であり、FEGに移民後、長い休眠期間を経て活動を再開させた人物であった。
そんな人物がこのチームに配属されたのにはわけがある。

NW全体で宇宙開発に携わった人間は少ない。共和国となればなおさらである。
その点ではこの人物、アイドレスシーズン1の最初期から宇宙開発に携わっており、多目的プラットフォーム「ミアキス」、宇宙開発拠点「コスモス」、常時運行艦「アストラーダ」といった宇宙でのプロジェクトを成功させており、実績面では文句ない人選であった。


しかし開発は難航した。

原因は二つ。共和国内の政情不安と往復機のサイズである。


前者の影響を受けてFEG内には多数の民が流入しており、小さな諍いから安全性の不確定な技術流入まで、さまざまな事柄が予想されうる危険性としてリストアップされていた。

特に、開発設計チームの人選からはじまり、製造にいたるまで細心の注意を払わざるを得ない「TLOを突破し世界を傷つけかねない技術」に関しては、想像を絶する難事であり、これら技術を完全に廃して現行の技術のみを用いた生産ラインを確立するとなると、技術力・知識の面において開発チームの限界を超えていた。

そこで白羽の矢がたったのが、先日帰還した我らの原さんこと、原素子である。
機械技術・知識ともに飛びぬけている彼女の監修により、この問題を解決したことはもとより、チームの士気がとんでもないことになったのは、あえて語るまでもないだろう。
これで問題の第1はクリアされた。


しかし、さらに開発チームを苦しめたのは、第2の理由たる「往復機のサイズ」である。

当初からFEGの投擲技術をつかって打ち上げる予定の往復機であったが、サイズが大きすぎるのである。
どう見積もっても機体自体が200M級サイボーグの全長を超えてしまうのだ。

・・・ほんと投げられるの?
これ、地球投げじゃ・・・

さまざまな意見が水泡のごとく浮かんでは消えた。
そして毎夜繰り返される会議は踊りまくった。
ついでにSOUと猫士たちも踊った。

結局チームメンバーたちは打ち上げテスト用の初号機を作成し、これの投擲距離を実測した上で大気圏突破に必要な推力を計算して搭載、あるいは骨をけずる思いでダウンサイジングを決行しようという作戦をとることになる。



そして迎えたテスト初日。

初号機の完成からわずか30分後。
最高の投擲技術をもつおじいの手によって投げられた機体は、静止衛星軌道までの半分の高さに上昇という記録を叩き出すことになる。

開発チームの目が光った。いける。これはいける。
SOUと猫士たちの目も光った。すげー。おじいすげー。

前述のような理由より、初号機には推力を搭載していない。
外装に大気圏突破用の補助ブースタを搭載した上でのおじいの投擲だったら、確実に静止衛星軌道まで到達する。
懸案だった補助ブースタのサイズに関しても小型かつきわめて短い噴射時間で実現可能なものであり、これらはスタッフの想像を良い意味で完全に裏切っていた。

もはや戦勝ムードである。
スタッフはここ数週間の睡眠不足を解消すべく、デスクで爆睡した。
夢で宇宙に浮かぶ無数の往復機を見ていることだろう。


余談となるが、おじいがこの到達高さに落ち込んで山篭り修行するのはまた別の話である。




【構造】



・全体
機体の全体像は球体である。おじいが投げやすいよう、また、大気圏突破時にどの方向からでも突破できるようにとの判断で決定された。
また往復機の本体は球状の外装材内部に固定されており、大気圏を突破後に外装をパージして航行するという設計である。積載能力は200〜300人機を基準に想定。外宇宙への遠征も視野にいれており、居住性能・燃料効率などの配慮がされている。
しかし一方で自衛能力は搭載される機体に頼っており、本体に武装は一切搭載されていない。
装甲においては耐レーザー・耐衝撃ともに目を見張るものがあるものの、戦闘時の機動性は低く、後衛にて機動兵器の応急整備・補給基地として運用されることを想定している。

また、機体のすべては現行の技術のみで製造管理されており、生産ラインにおいて不確定要素が入る可能性を徹底的に排除する体制がとられている。


・外装

画像

<外装は球状。宣伝の意味で外装材にはさまざまなイラストがかかれることもあった。>


往復機本体を覆う球状の外装。投擲されて大気圏を突破後にパージされる。
小型の補助ブースタを搭載しており、大気圏突破時の姿勢制御と補助加速に用いられる。
外装材は多重構造となっており、層間に衝撃緩衝材となる液体を封入。大気圏突破時(投擲時)にかかる加速度と回転を内部に伝えないような設計がなされている。

・外周リング

画像

<外周リング。いわゆる推進装置>


推進器を多数搭載した円環状の可動式アームが装備されている。
このアームを回転させることでどの方向へも推力を得ることができ、多数の小規模な推進器を順に使うことで長期間航行時の冷却効率の上昇と損耗率の低下を防ぐことを可能にした。
このリングの制御に関してはシグレ氏の常時運行艦の損耗データを提供してもらい、改良を加えたものを使用している。

・積層型カタパルトデッキ

画像

<積層カタパルトデッキ。中央に見える柱状のものが中央居住管制区画>

宇宙対応機の搭載に対応すべく、カタパルトデッキを上下に積み重ねる方式を採用。
効率よく空間を使うと同時に、最深部の居住区画・司令管制室への装甲として機能する。
その装甲材は耐熱性に優れたものを採用し、レーザー攻撃に重点を置いたものとしている。
また、カタパルトデッキはそれぞれ角度をつけて配置されており、多数機体の同時出撃が速やかに行われるよう配慮されている。
このカタパルトデッキ内にはI=Dなどの機動兵器を整備するための設備が収納されており、整備士の手によって機体のすみやかな整備や補給等が可能となっている
さらに最上部と最下部のカタパルトデッキ内には大気圏突入用の耐火耐熱性バルーンパラシュートを収納してある。

・中央居住管制区画

画像

<中央居住管制区画。円柱状であり、長期航行中は生活のための擬似重力を発生させることも可能>

積層型カタパルトデッキの中心部を縦に貫くように乗員の生活居住施設を配置。
人員の損耗を抑えると同時に外周リングの制御およびカタパルトデッキの管制、航宙管制などを集中して処理できるような配慮がなされている。



画像

<編隊航行の状況>

月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
往復機 SOU庫/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる